まず、婚姻等によって親の戸籍から抜けたり、死亡によって戸籍から除かれる場合のことを、その該当者個人についての「除籍」といいます。コンピュータ化されている戸籍では、個人の身分事項欄に「除籍」と印字され、縦書きの戸籍（紙の戸籍）では、名の欄に消除線が引かれます。
次に、転籍で他の区市町村に本籍を移したり、戸籍に記載されている全員が死亡や婚姻などで除籍になった場合には、戸籍そのものを「除籍」と呼びます。この場合、戸籍の一番最初の欄外に、「除籍」と表示されます。
全員が「除籍」になったものは、最後の方が除籍されてから150年間保存されます（平成22年6月より）。
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